今回は呪術廻戦の2巻を紹介し、感想を述べていきます。(あくまで本を読んで欲しいので、全てを紹介するわけではないのですが、多少のネタバレ注意です。)
「2巻のあらすじって?」「エモかったところは?面白かったところは?」など紹介して行くので気になる方はぜひ読んでみてください!
目次
呪術廻戦 2巻は何話から何話まで?
呪術廻戦2巻は何話から何話までの話なのでしょうか?
答えは第8話〜第16話の9話になります。
- 第8話 呪胎載天ー参ー
- 第9話 呪胎載天ー肆ー
- 第10話 雨後
- 第11話 ある夢想
- 第12話 邁進
- 第13話 映画鑑賞
- 第14話 急襲
- 第15話 領域
- 第16話 情
週刊少年ジャンプの連載時期としては
2018年21・22号〜2018年30号です。
あらすじ
特級仮想怨霊(名称未定)
その呪胎を非術師数名の目視で確認
緊急事態のため高専一年生3名が派遣され 内1名 死亡
呪術廻戦 2巻 芥見下々より引用
1巻の不穏なナレーションで始まったこのエピソードは虎杖、伏黒、釘崎が少年院に任務にあたることから始まります。
呪胎(呪霊が産まれそうなこと)を確認できたことから、場合によっては特級(下から順に4級から特級まで。特級は最高峰。)案件となるはずが、人手不足のため、虎杖達一年生が担当することに。(これには密かに裏で陰謀があり、のちに知ることになったのだが・・・)
この案件を説明している伊地知から目的は生存者の確認と救出であり、「絶対に戦わないこと」(呪術廻戦 2巻 芥見下々より引用)と念を押されることに。
しかし、最悪の事態がすぐに起こります。施設を進んでいると、なんと呪胎が済んでしまった特級呪霊と遭遇してしまうのです。しかも同行していた釘崎は他の呪霊に連れ去られてしまいます。他人思いな虎杖はここは自分が引き受けるから、と伏黒に釘崎を連れて逃げるよう言います。ありったけのものを特級呪霊にぶつける虎杖ですが、それも虚しく片腕ともう一方の片腕の指を切られてしまいます。
もうダメかと思ったところに伏黒の玉犬の遠吠えで逃走完了の合図を聞き、なんと虎杖の中にいる宿儺に交代したのです。
主な登場人物は?
今回、2巻に出てくる主な登場人物って?どんなことするの?
という疑問が出てきそうなのでこちらでは主な登場人物と2巻における動向をご紹介。
虎杖悠仁
呪術高専1年。男性。
特級呪物、両面宿儺の指を取り込み、自身の中に宿儺を宿す。
取り込んだ宿儺を制御できる千年生まれてこなかった逸材。
呪胎載天編では、特級呪霊と遭遇し、一人でその場を切り抜けようとします。しかし、特級呪霊に圧倒され、本意とは裏腹にこれしかない!という思いで宿儺に入れ替わります。
紆余曲折を経て、五条先生と修行をすることに。
五条先生から理論的なことから実践形式で呪術戦を学ぶことになり、呪術を教えてくれた現代最強の術士の五条先生に歓心します。
釘崎野薔薇
呪術高専1年。女性。
祖母からの推薦で虎杖、伏黒らと同期になる。
少年院にのりこんだ際には、1年達が特級呪霊に遭遇する前に、別の呪霊に連れ去られます。
ある悲惨なことが起こり、茫然自失。伏黒の前では強がって見せるも、表情はごまかせません。
京都姉妹交流戦の参加をきっかけに強くなることを決意。
伏黒恵
呪術高専1年。男性。
高専の入学方法は家系とされているが、後にわかるように幼い頃、五条先生の勧めもあり、高専で学ぶことに。
呪胎載天編では特級呪霊に遭遇し、虎杖にその場を任せ、釘崎を救出。なんとかなったか、と思うも、なんと虎杖が宿儺と交代できず、宿儺と交戦することに。呪の王とうたわれる宿儺の前では何もできず、圧倒されます。
もうこれしかない!と言わんばかりに「布瑠部由良由良」(呪術廻戦2巻 芥見下々より引用)と唱え、奥の手を出そうとしますが・・・
ある悲惨なことの後に、釘崎同様、茫然自失。
釘崎と共に強くなることを決意します。
五条悟
みんな大好き五条先生。呪術高専1年担任。現代最強術師とうたわれています。
ある悲惨なことの裏にある陰謀に怒りに燃える。最強の術師が怒りに燃える姿を目にするとゾッとします。
その後、虎杖に呪術戦をレクチャーします。
呪霊であり、黒幕の幹部とも言える漏瑚の急襲時には本人曰く、「街中で声をかけられたくらいのハプニングさ」と何も慌てることなく、余裕を持って対応。なんなら「これはチャンス!」と言わんばかりに虎杖を連れ出し、呪術戦を実践形式で講義。領域展開についても教えます。
漏瑚
特級呪霊。この時には夏油と呼ばれる謎の人物及び仲間の呪霊とミーティング時に五条悟殺害に興味を示す。後にこの関心は痛い目に遭うことになるのですが・・・
黒幕の幹部とも言える地位にいるはずなのに、五条先生の前ではちんちんにされます。
五条先生との戦いの行方はいかに・・・
宿儺
現代最強の術師、五条先生をして「呪の王」と言わしめる史上最強の術師。
特級呪物として魂を切り分け、生死を超えて、時代を渡りました。
呪胎載天編では特級呪霊と交戦。呪霊を圧倒し、虎杖が交代できないことに味をしめ、伏黒を殺そうとします。伏黒を圧倒すると、切り札を出しそうなので興奮し・・・
その後、虎杖の精神世界の中では、虎杖に怪しげな交渉を強引にします。
この交渉が後に大きな事件を引き起こすことになるのですが・・・
面白かったところ・エモかったところ
領域展開 「伏魔御厨子」(宿儺)
領域展開 「伏魔御厨子」(宿儺)
呪術廻戦 2巻 芥見下々より引用
これを見た時、思わず「マジか!」と思いました。
虎杖が自身の中にいる宿儺と交代し、特級呪霊とあいまみえることに。
虎杖達と特級呪霊が遭遇したときは「終わった・・・」と見ていて冷や汗が出るほどでしたが、宿儺はその特級呪霊を圧倒。なんなら両腕両足を切って壁に埋め込むほどでした。
そして、現代最強の呪術師とうたわれる五条先生をして、呪術戦の頂点とも言われる領域展開を披露したのでした。宿儺の威風堂々とした振る舞い、戦い方、領域展開の禍々しさは言葉では表現しきれません。ぜひお手にとって読んでいただくことをオススメします!(2巻の購入するためのリンクは本記事最後に貼っておきますのでぜひご利用ください。)
俺は不平等に人を助ける(伏黒恵)
俺は不平等に人を助ける (伏黒恵)
呪術廻戦 2巻 芥見下々より引用
宿儺と交戦する伏黒。
なにやらポーズをとる伏黒。そこからはあの宿儺さえもビリビリするほどのオーラが。
圧倒的な強さを誇る宿儺に「魅せてみろ!!伏黒恵!!」(呪術廻戦 2巻より引用)と興奮させるほど。「なんだなんだ!何が起こるんだ!?」と筆者も興奮する中、起こるのは予想外のことで・・・
①俺が「契闊」と唱えたら1分間体を明け渡すこと そして②この約束を忘れること (宿儺)
①俺が「契闊」と唱えたら1分間体を明け渡すこと そして②この約束を忘れること (宿儺)
呪術廻戦 2巻 芥見下々より引用
シーンは虎杖の精神世界の中。
怒りに震える虎杖相手に何やら宿儺が交渉をしている様子。
このシーンを見た時、「絶対罠じゃんwww後でなんかあるだろwwwww」と思ってしまいました。筆者は週刊少年ジャンプを毎週読んでいるのでわかるのですが、この伏線が後に「ああ・・終わったわ・・・」と思ってしまうような展開になってしまうのです。
呪術廻戦は王道に向き合う、と言うようなコメントを作者の芥見下々さんが述べているように、読者が「盛り上がって欲しいなあ、ここ!」となったときに盛り上がってくれるところが人気のひとつだと思います。
さらに残念でもあり、逆に「この後どうなるの?」と展開が気になり、今回のような契約をした後に起こる、あることがそうであるように絶望感も盛り込まれているのも特徴の一です。
そのうち君の体には宿儺の術式が刻まれる(五条悟)
そのうち君の体には宿儺の術式が刻まれる(五条悟)
呪術廻戦 2巻 芥見下々より引用
呪術高専1年の担任にして現代最強の術師、五条悟が虎杖を鍛える場面にて。
五条悟は、虎杖に術士の戦い方について教えています。
最強の五条先生が教えてくれる、と虎杖もホクホク。そんなご機嫌な虎杖に、五条先生は厳しくも現実的な言葉をつきつけます。「いや 悠仁は術式使えないよ」(五条悟 呪術廻戦 2巻 芥見下々より引用)しかも五条先生曰く、術式は生まれながらに体に刻まれたもので、なんと術師の才能の8割は術式が決めるそう。これには、虎杖に同情の言葉以外、見つかりませんでした。
そんな絶望している筆者と虎杖をよそ目に五条先生は思います。後で虎杖には宿儺の術式が刻まれる、と。
この伏線がどう前向きに転ぶのか気になる筆者ですが、前述のようにジャンプで先読みしているため、意外な展開になり、「え?今、こんな展開だけど、虎杖に術式が刻まれる伏線てどの辺りでどういうふうに回収されるの?」と謎が深まるばかりです。
領域展開「無量空処」(五条悟)
領域展開「無量空処」(五条悟)
呪術廻戦 2巻 芥見下々より引用
この展開を見た時、筆者は「キターーーーーーーー!!」と興奮してしまいました。五条先生の大ファンである筆者は、2巻の時点で作者の芥見下々さん曰くこの本の世界における天井とも言わしめる最強の術士の奥義とも言える技を見ることができたのです。
興奮して書いているうちに、場面の説明を省いてしまいました。すみません。場面は、五条先生&虎杖VS特級呪霊、漏瑚。
面会の約束をした五条先生は、何やら気配を察知すると漏瑚の強襲にあいます。畳み掛けるように攻め入る漏瑚。これには「五条先生、どうなっちゃうの・・・?」と心配する筆者ですが、なんのその。傷ひとつない五条先生。先生の術式、無下限呪術で1ミリも攻撃を寄せ付けないのでした。(この術式の一つの特徴として、五条先生に近づきものは永遠に遅くなり、結果、五条先生に触れられない、というようなものです。)
立ち位置的には、物語の黒幕の幹部というような漏瑚を、五条先生は圧倒。なんなら、これ、生徒である虎杖の良い講義になるじゃん!とでも言いそうなぐらいに瞬間移動して虎杖を実践演習的な名目で連れ出します。(五条先生、なんでもできすぎwww触れられないバリアに瞬間移動ってどんな反則だよwww)
虎杖を連れ出して、終始、圧倒する五条先生は漏瑚を煽ります。「だって君弱いもん」(五条悟 呪術廻戦 2巻 芥見下々より引用)。これには黒幕の幹部的な立ち位置を自負している漏瑚も激怒。呪術戦の極地とも言える領域展開で虎杖を驚かせました。
な・の・に!五条先生は涼しい顔して、「これが、呪術戦における奥義なんだよー。でね、領域展開てのはね・・・」と虎杖に講義します。そしてついに、五条先生も領域を展開!漏瑚は五条先生に圧倒されます。このまま、五条先生が圧倒して、漏瑚を祓うのか!?と思いましたが、事態は意外な展開に!この続き、五条先生のかっこいい領域展開はぜひ本を手に取ってみてください!(購入リンクは最後のおわりに、に載せています。ぜひご活用ください!)
おわりに
いかがだったでしょうか?呪術廻戦2かんのあらすじをまとめると、
- 本来なら五条先生級の担当任務を虎杖ら1年が任務にあたる。
- 1年は特級呪霊に遭遇し、釘崎は別の呪霊に連れ去られ、伏黒が虎杖に言われ、脱出するも、特級呪霊は虎杖を圧倒し、事態は窮地に。
- 虎杖は自身の中にいる宿儺に交代する。
というものでした。
エモかったところ、面白かったところについては最強と言われる宿儺・五条先生の見せ場に加えて、後の伏線と考えられる場面が多かったです。
本記事では圧倒的に紹介しきれない面白いところ・あらすじ後の流れ、2巻の結末などがあるのでぜひ手にとって読んでいただくことをオススメします!
2巻の購入リンクはこちらです!
それでは!